FC2ブログ

008 Uさんからのメール

2011年になりました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。






昨日、沖縄に住むUさんからメールが来ました。
彼女と知り合ったのは3年前、この小説の取材に行った時でした。



とある町の「社交街」と言われる一角の昼下がり。

沖縄には社交街と呼ばれるエリアがいくつもありますが、
女性による1対1の接待がメインの場所が数カ所あります。
私が歩いていたのもそんな街でした。

syakougai01
(画像と本文は関係ありません)

長屋のような小さい店が何十軒も並び、でも当然ながら多くは開店前で。
そんな中、開け放したドアの前でもの憂げにタバコを吸っていたのが彼女でした。

「寄るね?」
「いや、俺コッチ系だから」
「アハハ! こんな所で何してるの」
「なんて言うか、取材・・・みたいなもん」
「何、新聞?」
「いや、小説」
「えー、小説家なの!」
「まあ、一応」

周りの目があるからと店内に入って3時間以上。
彼女の生い立ちや社交街のこと、客のこと、そして家族のこと。
初対面にもかかわらず延々とゆんたく(おしゃべり)してしまいました。

帰り際、規定の料金を払うと申し出た私に彼女は言いました。
「アンタは客じゃなくて友達。メアド交換しよう」

それからは沖縄に行くたび彼女に会いに行っています。



彼女からのメールはいつも1行だけ。
それが今回は2行ありました。

『本ありがとうね。すごく泣いたよ。
正月はヒマだった』



彼女と話をしに、近々冬の沖縄に行こうと思います。

syakougai02
(画像と本文は関係ありません)
スポンサーサイト

トラックバック


プロフィール

きひら

Author:きひら
城平 海(きひら・かい)です。

ゲイ向けエロティック小説を書いています。
時たま「ゲイがいる日常」をテーマにした非エロ小説も。

告知や日常のあれこれをこちらに書きつけていこうと思います。

過去の作品は Kindle にて順次公開しています。
よろしくお願いします。
 

最新記事

最新トラックバック