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子どもを持つということ


少し前、ゲイカップルが子どもを持つことについてバトルが起きました。

そう、イギリスのデザイナーと大物ミュージシャンとの間で。

不買運動を呼びかける騒ぎにまでなりました。



時を同じくして、アメリカである女性の発言が注目を集めました。

「私は同性婚にも同性カップルが子ども持つことにも反対する」



一見すると保守的な立場からいつも発せられているメッセージ。

ですがポイントは、彼女、Heather Barwickさん(31歳、既婚、4人の子あり)が、

同性カップル(母親とその恋人)に育てられたというバックグラウンド。



意見を表明したのが「The Federalist」というガチで保守的なキリスト教系メディアであることから、アンチゲイ的な内容なのは当然です。

(一番マシな日本語記事:「レズビアンの母2人に育てられた女性が「ゲイの結婚に反対」を表明」



当然ながらこの発言に対してLGBT関係者からは非難囂々。

部分的に切り取られた情報を元に、日本でも批判が相次ぎました。




ですが、彼女の意見の中には傾聴に値する部分も多くあります。

中でもこの箇所。

'I'm not gay, but the relationship that was modeled before me was a woman loving a woman. So I've struggled as an adult figuring out how to be in a relationship with my husband.'

「私がゲイでなくても、お手本となる(パートナー)関係は女性を愛する女性のものでした。
それゆえ成人後、夫との関係をどう築いていくかを考えるのに苦労したのです」




これって、今までゲイやレズビアンが抱えてきた悩みと同じだと思います。

周りには「男と女」のカップルの形しかなくて、

同性が好きな自分は誰とどういう関係を築いていったらいいのか…。

多くの方が若い時に、そして今でも悩んでいると思います。




まだやっと「同性パートナー条例」が東京の一角で認められたばかりの日本。

子ども云々の話は早いでしょうか。

いえいえ、そんなことはありません。



養子か人工授精しか子を持つ方法がないゲイはさておき、

レズビアンの方の中には自分の子どもを持つ方が大勢います。

彼女らの中には同性パートナーと生活している方もいます。

つまり、Heatherさんと同じ立場の子ども(成人含む)が、すでに日本にもいるのです。




自分自身やパートナーとの関係を大切にすることも大切。

それを卑下せず、誇りをもって生きることも重要。

ただし、まっさらな状態の子どもたちに「パートナーとは何か」を教える時には細心の注意が必要だと思います。

当然ながら、同じことは男女のカップルと子どもとの関係にも言えることですけどね。



この意見、よく読むと「同性婚」には反対してないんですよね。

「同性カップルが子どもを持つ」ことに反対しているだけで。

どこで歪められてしまったのでしょうねぇ。



それにしても、

「一人前の大人になったら(異性愛でも同性愛でも)結婚したほうがいい」

「結婚して『家庭』を作ったら子どもがいるのは当然だ」

一連の騒動からそんな声が聞こえてくるような気がして、私としては気が滅入りますなぁ。

…って感じるのは被害妄想かしらん。





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プロフィール

きひら

Author:きひら
城平 海(きひら・かい)です。

ゲイ向けエロティック小説を書いています。
時たま「ゲイがいる日常」をテーマにした非エロ小説も。

告知や日常のあれこれをこちらに書きつけていこうと思います。

過去の作品は Kindle にて順次公開しています。
よろしくお願いします。
 

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